引っ越しは新しい生活の始まり。だからこそ「せっかくならいい日に」と日取りを気にする人は多く、引っ越し業者の予約も縁起のいい週末から埋まりやすいと言われます。この記事では、引っ越しに縁起がいいとされる日と避けられることが多い日、そして2026年の候補日の探し方をまとめます。
目次
引っ越しの日取りで見られる暦注
引っ越しの日取り選びでは、主に六曜(大安・仏滅など)と選日(一粒万倍日・天赦日・不成就日など)の2系統の暦注が参照されます。どちらも伝統的な言い伝えであり、引っ越し後の生活を左右する科学的な根拠はありませんが、「新生活の区切りの日」を選ぶ目安として今も広く使われています。
引っ越しに縁起がいいとされる日
大安
六曜で「万事に吉」とされる最良の日です。引っ越しの日取りとしても定番で、家族や親世代への説明のしやすさも魅力です。詳しくは大安にすると良いことの記事をどうぞ。
友引
「幸せを友に分ける」と前向きに解釈され、大安に次いで好まれます。昼は凶とする説があるため、気にする場合は午前中に作業を始める人もいるようです。
一粒万倍日
「始めたことが万倍に育つ」とされる吉日で、新生活のスタートと相性のいい言い伝えです。月に4〜7回あるので、引っ越し可能な日と重ねやすいのも実用的です。仕組みは一粒万倍日の記事で解説しています。
天赦日
暦の上で最上の吉日とされる、年に5〜6回だけの日です。2026年は3月5日・5月4日・5月20日・7月19日・10月1日・12月16日の6回(当サイトの算出基準による)。3月5日は一粒万倍日・大安とも重なる、日取りとしては申し分のない日です。
避けられることが多い日
- 仏滅 — 六曜で最も縁起が悪いとされる日。ただし「物滅=新たに始まる日」とする前向きな解釈もあり、費用や予約の面ではねらい目とも言われます
- 不成就日 — 「何事も成就しない」とされる選日です。8日に1回ほど巡ってきます。詳しくは不成就日の記事をどうぞ
- 三隣亡(さんりんぼう) — 建築関係で「近隣三軒を滅ぼす」とされる凶日で、建築や引っ越しを避ける習慣が一部に残っています
吉日と凶日が同じ日に重なることもあり、その場合の解釈には諸説あります。迷ったら、重なりのない吉日を選ぶのがいちばんシンプルです。
2026年の候補日の探し方
当サイトの2026年の吉日カレンダーでは、六曜・一粒万倍日・天赦日・不成就日を1日ずつ確認できます。月ごとのページで「土日かつ吉日」を探す、といった使い方ができます。暦の基礎情報は国立天文台の暦計算室でも公開されています。
なお、実務面では日取りと費用のバランスも大切です。引っ越し料金は3月下旬から4月上旬の繁忙期や土日祝・大安に高くなる傾向があると言われます。「平日の吉日」を選ぶと、縁起と費用の両方に目配りできるかもしれません。希望日がある場合は、業者の手配を早めに進めておくと安心です。
新居での験担ぎの風習
日取りのほかにも、引っ越しには昔ながらの験担ぎがいろいろ伝わっています。地域差はありますが、よく知られているのは次のようなものです。
- 塩・味噌・米を最初に運び入れる — 暮らしの基本となる食を最初に迎える、という意味とされています
- 新しいほうき・塩で部屋を清める
- 引っ越しそばを食べる/配る — 「おそばに越してきました」の語呂にちなむと言われます
- 仏壇・神棚を丁寧に移す — 吉日を選んで移す習慣が残る地域もあります
いずれも従わなければならないものではなく、新生活の気持ちを整える小さな儀式です。日取りとあわせて、取り入れたいものだけ選べば十分です。
よくある質問
契約日・搬入日・入居日、どれを吉日にすべき?
引っ越しには賃貸契約日、荷物の搬入日、住み始める日といった複数の節目があり、どれを「引っ越しの日」とするかに決まりはありません。すべてを吉日にそろえるのは大変なので、自分が一番大事にしたい節目(多くの場合は搬入日か入居日)を吉日に合わせる、という考え方が現実的です。
吉日に都合がつかないときは?
暦注は言い伝えであり、守らないと問題が起きるというものではありません。都合のつく日で気持ちよく新生活を始めることのほうがずっと大切です。どうしても気になるなら、荷物の一部(縁起物など)だけ先に吉日に運び入れる、という昔ながらの工夫もあります。
まとめ
引っ越しの日取りでは、大安・友引・一粒万倍日・天赦日が縁起のいい日として選ばれ、仏滅・不成就日・三隣亡は避けられる傾向があります。2026年なら3月5日のような吉日がそろう日も候補になります。吉日カレンダーで予定と照らし合わせて、気持ちよく新生活を始められる日を見つけてください。

